資料來源: Google Book

ミュージアムと負の記憶 :戦争・公害・疾病・災害 : 人の負の記憶をどう展示するか

二度の世界大戦をはじめ、大規模な災害や事故、公害など、近代の歴史は惨禍に満ちている。近代国家の成立と共に誕生したミュージアムは、これらの惨禍を記憶し、それに公的な意味を与えることを求められてきた。ミュージアムは、国家や公共団体が与える意味を展示のかたちで再現する媒体にすぎないのか。そうではなくて、ミュージアムが新たな意味の地平を切り開き、来館者を思索と討議へといざなうことはできないのか。本書は、さまざまなミュージアムの試みの検討を通じて、ミュージアムの可能性を追求した本格的論集である。
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